【ふるさとレポート】松江祇園
2022.05.29
豊前市の祇園は、八屋祇園から始まり、次に宇島祇園、そして最後に松江祇園の順に開催されています。コロナ禍の収束が見えない中、松江祇園では、2022年5月22日(日)、3年ぶりに祇園車(踊り車)が巡行されました。
コロナ禍で2年間、角田八幡神社のお神輿の御巡行とともに松江祇園の祇園車の巡行も中止されていました。今年は引き続きお神輿の御巡行は中止となりましたが、祇園車は1日のみの巡行(例年は3日間)され、関係者はマスク着用、巡行中の飲食禁止などコロナ感染対策を実施しながら、3年ぶりに松江の街を祇園車が走りました。(八屋祇園、宇島祇園もお神輿の御巡行は中止されましたが、一部、祇園車の巡行は行われたようです。)
この松江祇園の祇園車、老朽化で30数年程途絶えていましたが、地元の若い有志達が、廃品回収など地道な資金集めをしながらも、タイミングよく宝くじの補助金がおり、老朽化した祇園車を復旧させ、2012年より再び松江祇園に祇園車が動くようになりました。
この日は、非常に天気も良く、夏日で気温も高かったのですが、地元からは小学生から中学生の子供たちも金打ちなどで活躍。地元以外からもたくさん見物客が集まり、事故もなく、3年ぶりの祇園車巡行で、小さな小さな田舎の町が、非常ににぎわった1日となりました。
江戸時代から続くこの松江祇園の祇園車巡行。一度途絶えたものを再度復活させ、さらにまたコロナ禍にも負けず、この伝統行事を受け継いで運営している地元の有志の皆さんに改めて感謝です。
皆様からも、地元ふるさとの出来事を是非お寄せください!
報告:沼田 剛史(45期・事務局長)
※YouTubeでも松江祇園の様子がアップされていますので是非ご覧ください。
